奈良県葛城市 山本医院です。😊🌈💕
奈良県耳鼻咽喉科講習会に参加しました。嚥下障害と胃食道逆流症についての講習会でした。
胃食道逆流症または逆流性食道炎とも言われており、もともと高齢者や欧米でよくみられる病気でしたが、食生活の欧米化などで若い人にもみられるようになり、最近は患者さんが増えています。
症状は、胸やけ、胃もたれ、のどの違和感、ゲップ、空咳などがみられます。
脂っぽいものをよく食べる方、飲酒の機会が多い方、過食しがちな方、ストレスの多い方、腰の曲がった方、食べてすぐに寝る方などに多い病気です。
原因は通常、食道下部括約筋は閉じていますが、加齢や食生活等の要因で締まりが悪くなると胃酸の食道への逆流により起こります。さらにのどまで逆流することもあります。
胃酸が食道へ逆流しないように胃酸を抑える薬などで治療します。
日常生活の注意点としてお酒、タバコは控える、背筋を伸ばし前かがみにならない、ベルトや下着などでお腹を締め付けない、就寝中はお腹から頭にかけて高くする、重いものなどを持ち上げない、適度な運動をするなどです。
気になる症状のある方は、お気軽にご相談ください。