奈良県 葛城市 山本医院です。😊💕🌈
奈良県医師会内科部会学術講演会に参加しました。
帯状疱疹についての勉強会でした。
帯状疱疹とは 体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。
身体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。水ぼうそうにかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。
耳鼻科領域では顔面神経に潜伏感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが、再活性化し顔面神経麻痺を起こします。
顔面神経麻痺とは顔面半側の表情筋の運動障害、つまり顔がこわばる、目が閉じない、口が閉まらないなどの症状が起こります。
加えて周囲の脳神経にも波及し、耳介の発赤・水泡形成や耳痛、難聴、めまいなどを合併する特徴があります。まれに下位脳神経炎や脳炎をきたし、重症化します。
速やかな内服や点滴治療が必要となります。
水痘にかかったことのある成人での発症を予防するには、ワクチンが有効であると考えられています。
気になる方は、是非ご相談下さい。