耳鼻咽喉科・漢方処方

耳鼻咽喉科・漢方処方

耳鼻咽喉科・漢方処方

耳鼻咽喉科(保険診療)

みみ、はな、くち、のど、くびの病気、耳が聞こえにくい、めまい、耳鳴り、顔面神経麻痺、反回神経麻痺、中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎、咽喉頭炎、アレルギー性鼻炎,花粉症、においがわからない、味がわからない、口がかわく、声がかれる、声がでない、のどがつまる、くびがはれる、補聴器相談、聴力検査、喉頭ファイバースコープ検査

耳鼻咽喉科・漢方処方

下鼻甲介化学術剤(トリクロール酢酸)によるアレルギー性鼻炎治療(保険診療)

アレルギー性鼻炎で内服薬や点鼻薬の効果が乏しい方、鼻づまりのひどい方に、当院では、鼻粘膜の最も広い部分(下鼻甲介)にトリクロール酢酸という薬剤を塗布する治療方法を行っております。治療時間は麻酔も 含めて20~30分程度です。レーザー治療に匹敵する効果があるといわれています。初回診察時に血液検査を行い、アレルギー反応を確認します。予約制になっております。

どのような人が対象になりますか?

  • スギ花粉症の方
  • 通年性のアレルギー性鼻炎の方
  • 鼻炎症状のうち、特に鼻づまりでお困りの方

小学校低学年から行うことが可能です。

治療の時期は?

スギ花粉症の方はアレルギー反応がひどくなるシーズン前に治療を終了しておくのが良いので症状のない夏から年末までに行うのが良いです。 通年性アレルギー性鼻炎の方は、症状が落ち着いている時期を選んで行います。

どのような治療方法ですか?

両鼻の中に麻酔薬をしみ込ませた綿を入れ、10分ほど置きます。その後、綿を抜き、トリクロール酢酸を綿棒で両側の下鼻甲介に塗っていきます。 所要時間は1~2分です。塗った後、少しピリピリした痛みが生じることがありますが、短時間で治まります。手術後はすぐに帰宅していただけます。

治療後の注意点は?

当日は、鼻をかんだり、強くすすったりしないようにして下さい。かさぶたが付きやすくなりますので、翌日から約2週間はよくかむようにしてください。一時的に鼻づまりは逆に強くなりますが次第に治まり、違和感なく過ごせるようになります。個人差がありますが、2年程度効果が持続することが多いです。

どうして効くのですか?

トリクロール酢酸を鼻の粘膜に塗ると、粘膜のごく表面だけが壊されます。その後、新しく粘膜が作られる時には、今までにあった粘膜と性質が異なるものが出来てきます。この新しい粘膜は、アレルギー反応を起こしにくい特徴があるということがわかっています。

CO2レーザー治療(保険診療)

アレルギーを起こしている鼻粘膜にCO2レーザーを照射することで アレルギー反応を起こしにくくしてつらい鼻症状を軽快させる方法です。
治療の対象となる方、時期、麻酔方法、注意点などは下鼻甲介化学剤手術とほぼ同じです。
レーザー照射時間は10分程度です。レーザー治療の方がより効果的で、痛みも少ないです。
花粉症の季節の前に定期的に1年に1回程度照射することが望ましいです。
保険適応の手術になっており、3割負担の方は約1万円程度です。予約制となります。

耳鼻咽喉科・漢方処方

漢方処方(保健診療)

 耳鼻咽喉科で漢方処方を行っております

漢方とは

 当院耳鼻科では漢方薬による治療を積極的に行っております。医療用の漢方薬は健康保険が使えます。漢方薬は古来の中国より伝承し日本で発展を遂げた、安心、安全な伝統的なお薬です。

耳鼻咽喉科・漢方処方

漢方薬の特徴

 病状や体質に応じて適切な漢方薬を選択し、見た目や検査値等に異常はないが症状だけが残るといった状態を改善する点や、病気になりやすい体質を改善する点に特徴があります。また、西洋薬と併用することで相乗効果が期待できます。

耳鼻咽喉科での漢方処方

 耳鼻咽喉科では感冒や気管支炎や花粉症(アレルギー性鼻炎)をはじめとして漢方薬がよく処方されます。他に扁桃炎、慢性副鼻腔炎、滲出性中耳炎、口内炎などの炎症性疾患や、咳が続く、喉の異物感、味覚障害、口が渇く等の不快な症状が残る場合に良く効きます。難治性のめまい、立ちくらみ、耳鳴り、嗅覚障害に対しても試みる価値はあります。原因がストレスや精神疾患からきているものに対しても有効です。

女性に漢方

 女医として女性特有の症状に対してのご相談をよく受けます。日本人女性の平均寿命が延び、閉経後30年以上をいかに快適に過ごすかは、とても大切なことです。女性にとって漢方治療は今後ますます無くてはならない貴重な存在となっていくでしょう。

その他

 高齢者、小児の方に安心して服用して頂けます。また、目からウロコ!な服用方法(お子さんの大好きなハンバーグの具に入れ込む、など)もあります。お話をよく聞かせて頂き、お悩みの症状や体質に応じて処方致します。是非一度、御相談下さい。